第13回

いっそのこと、自分で一から曲を作ってしまおう!「曲作りのキッカケ」

[15-05-26]

2度目の海外渡航から約1年が経った2012年終わり頃。

前回お話したとおりプロジェクションマッピングから派生して、映像制作という分野に特化した活動を続けて来ました。

パフォーマンススキルを磨く稽古と、作品を作るという創作活動、どちらも大切な時間であり欠かすことが出来ないものです。

僕達パフォーマーは演者という側面に加えて、演出家という一面も持っています。

 

 

僕の場合でいえば、作品の物語性やメッセージ性で訴えかけるショーを得意としています。

さらにいえば、僕のパフォーマンスをする一番の目的が見ている人に何かメッセージを届けたい!心に訴えかけたい!というところからなのでなおさらです。

そのため、恐らく他のパフォーマーのみなさんよりも、スキルを磨く時間と創作活動をする時間で、それぞれが占める割合は圧倒的に後者が勝っていると思います。

 

 

そして、その一環として映像制作というものに出会ったのは本当にラッキーで自分をレベルアップさせてくれる大きな要因になりました。

ただ、それと同時に現状足りていないものに気づかせてくれたのも事実でした。

映像制作に携わる前から、どこか自分の中でひっかかっていた部分が映像制作に出会って明確に見えた!というのが正しいかもしれません。

 

 

映像を作っていると、大きな部分から、それこそ本当に細かい部分に至るまで、

 

素材

 

というのが、本当に大切なんだなー、というのが嫌というほど見えてきます。

映像の中に登場するヒトやモノ、背景。これらにひとつでも違和感があると、映像全体に大きな影響を与えます。

それと同時に、一つ一つの効果音やアタック音。

映像を使っていない作品の頃からも、様々な効果音にはかなりこだわって来たのですが、今まで以上に重要さに気づきました。

さらに、大局的なところでは、映像の中で流れるメインとなる音楽を探すのに苦労することが増えてきました。

僕の描く世界観にあった曲っていうのは、やっぱり一筋縄には見つかりません。

 

 

そんな中で、

じゃあいっそのこと、自分で一から曲を作ってしまおう!

 

そのほうが

より自分の表現したいものが表現できる!

と思えました。

 

 

思い立ったら即行動。基本は独学で曲作りを学び、更には色々な方にアドバイスや意見を聞いて徐々に自分の中で納得ができるものが作れるようになりました。

それから現在(2015年5月時点)までで、実に10曲を超える楽曲制作を果たしました。

パフォーマンスの中でも多く取り入れ、今まで以上にパフォーマンスの世界観をダイレクトに伝えられるように、楽曲が大きな役割を担うようになりました。

 

 

ただし、曲作りの中でも特に作詞を紡ぎだす作業は今でも苦労しています。

そんななかでも、自分の今の作詞をする上での指針となる考えがあります。

 

 

【次回予告】

次回は、作詞をする上で必要と思いある学問に触れた時の話をしたいと思います。

 

 

のぞみ

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