第21回

印象に残るような自分自身とパフォーマンスを「”自分”作り」

[18-04-13]

今回も、前回に引き続きスクールのことについてお話していきたいと思います。

前回は技術のことを中心にお話しましたが、それだけでなく、ちゃんとした経歴作りのようなものの大切さも生徒さんにはお伝えしています。

いわゆるセルフブランディングです。

例えば僕だったら、小さい頃からストーリーを作るのが大好きだったとか、沖縄から上京してきたとか、サラリーマンをやめてすぐに大道芸人を目指したとか。

そういうストーリーを自分で作りあげたんです。

本当の意味での経歴というのは実力に付随してくるものだからちょっと表現が違うかもしれないですけど…

 

自分というものをアピールできるように、人の印象に必ず残るように、「自分というものを作り上げる」のがとても大事なことだと思います。

まぁ、出身地などはどうしようもないですけどね。

僕の場合、沖縄県出身というだけで1つ興味を持ってもらえるからラッキーでした(笑)

ただ、人と違う経験をしておくとか、いろんなことに挑戦してみるとか、そういうことで自分でアピールポイントを増やしていくことは誰でもできますからね!

 

 

ここからまた技やパフォーマンスのお話に戻るんですが、

どんなことを教えているのか?ということの具体例の1つとして、今だと2020年の東京オリンピックを想定して生徒さんに教えたりもします。

「東京オリンピックの試合の合間の休憩タイムにパフォーマンスしてください。」

そういう依頼があった時に、すぐに提案が通るようなパフォーマンスを今のうちから計算して作りましょうという課題を与えます。

自分のパフォーマンスのバリエーションが多く、形を変えていろいろな仕事に対応できるようになると、ものすごく提案しやすくなるし通りやすくもなるんです。

だから、応用力のある技やそのバリエーションをたくさん持って、依頼に対して臨機応変に構成して提案できるようにということは常に生徒さんに意識してもらっています。

 

ただ、生徒さんがパフォーマンス構成を考えたり練習をしていく中で、好きなものと得意なものが異なっているという場合も少なくありません。

そんな時は、好きなものに得意なものもうまく組み合わせられるようにしてあげるようにしています。

それに、苦手意識を持っているものがあっても、ちょっと教えてあげて練習してみたら意外とできるじゃんみたいなこともあるんです。

「あれ?やってみたらできるじゃん!」とか「これやるとなんか盛り上がる!」とか、生徒さんがうれしいと感じるポイントを作ってあげると、どんどん自分の得意なものに他のパフォーマンスをうまく組み合わせられるようになっていくんです。

 

また、最近は生徒さんを見ていてこの人はセンスがあるとかないとかそういうことがわかるようになってきました。

もちろんある点においてセンスがなくても、別のところでのセンスは必ずあるのだろうから、早めにそれを見極めてその人の個性を高められるようにしてあげる。

それが指導者として大切だと思っています。

 

【次回予告】

スクールに関連してのお話は次回が最後になります。

次回は、生徒さんのことについてちょっとお話したいと思います。

のぞみ

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