第4回

今はその時期じゃないんです「TV出演の話」

[09-06-04]

こんにちは!ただいま、日本一周中にこのコラムを書いております。
7月中までかかる予定です。最後まで頑張ります!

今回は「TV出演」がテーマです。

最初に大きく出たのは、TBS系列「あらびき団」という番組でした。
数多くのお笑い芸人さんや大道芸人さんが出演している番組です。

きっかけは※東京都ヘブンアーティストの試験会場でのことでした。

選考方法は公開審査のため、毎年一般の方も集まるのですが、その中に偶然「あらびき団」のプロデューサーの方が来ておられたんです。

そこで僕に歩み寄り、出演のオファーをいただきました。そのとき言われた一言が非常に印象的でした。

「泣けるパントマイム」をして欲しい!

「泣けるパントマイム」って何!?はじめはそう思いました。
だって僕自身、人を泣かそうなんて思ったことがなかったんです。

だから、この言葉を聞いたとき正直焦りました。
でも、じっくりと考えた結果、ひとつの結論に達しました。

「焦っていても仕方がない」
自分が伝えたいメッセージをパントマイムで表現すればいいんじゃないか!

そう思って、作品を作りこんでいきました。

番組は好評で、後に日本テレビ系列「誰も知らない泣ける歌」のプロデューサーさんも見ていただいたようで、出演が決まりました。

でも、話は予想していなかった方向に進んでいきました。「あらびき団」を見たという方々から、

「本を出版して欲しい」
「映画をつくりましょう」
「DVDを出しましょう」
「うちの事務所に入って欲しい」

というお声をたくさん頂戴しました。

僕は「今はその時期じゃないんです。自分の芸を磨いて、もっとしっかり基盤を作り、崩れない土台を作った後でまた、挑戦したいと思います。僕がレベルアップした後に、またお願いいたします」

ってお伝えしました。

現在は、いつ来るかわからない、永遠に来ないかも知れないその時期が、少しでも早く来るよう日々走り続けています!

さて、日本一周を続けます!!

【次回予告】

次回は、初めての舞台出演のときのお話をさせていただきます。

あの有名な演出家蜷川幸雄さんについても、お話します。

では、次回お楽しみに!

※東京都ヘブンアーティスト
2002年に東京都の石原慎太郎都知事により創設された、大道芸人公認制度のことで、オーディションを経てライセンスを取得した芸人のみが指定場所での大道芸を許可される。
現在、大道芸界では知らないものはおらず、ある意味ステータスとなっている。
同様の制度が大阪名古屋にも広まり、いわば「プロ大道芸人免許」という一面もある。

のぞみ

ご意見、感想、ファンレター、次に何を書いて欲しいか等ご要望は、nozomi@event-partners.netまで。
読者様の反応があれば続きますし、なければ続きません!お願いします!
何件かファンレターをいただきました。反応をいただけることで、このコラムを運営しているものとして嬉しく思います。
いただいた応援メッセージはのぞみさんにお届けいたします。
管理運営 株式会社パートナースケッチ