第3回

人間の心を修理したい「壊れたロボットが生まれた理由」

[09-05-12]

このコラムも始めてからもう3回になるんですね~。
いつも見てくださってる方、本当にありがとうございます。

ちょっと近況報告ですが、現在日本一周の真っ最中で、東北に向かっています。
どこかで見かけたら、ぜひパフォーマンスを見ていってくださいね。

今回は「壊れたロボットが生まれた理由」なのですが…

僕は小さいころから両親がいなかったし、一人っ子だったので、ずっとゲームをして過ごしていた思い出があります。

それが高じて、中学に入るとプログラミングに懲りだし、ゲーム作りを始めました。いつのまにか、ゲーム作りが大好きになっていたんです。

絵・音楽・ストーリーシステム 全部自分ひとりで考えて、いろいろ作っては遊んでいました。

普通、ゲームを作るのってひとりじゃ絶対無理なんです。

それぞれの専門の人が集まってそれぞれの技術を出し合って…
なによりチームワークが大事だし、根気がいります。

そんな中で、自分が作ったキャラクターのひとりに、あるロボットがいたんです。

それが、壊れたロボットのぞみの原型かもしれません。

そんなゲーム作りの好きな少年は、大人になってパソコンや家電製品を修理する仕事に就きました。

大人になっても、何かを作ったり、修理したり…そしてそれを喜んでくれる人がいる。その喜びは、自分を大道芸へと導く原動力になっていきました。

大道芸という「人に何かを見せられるという環境」が出来たとき、自分にしか出来ない世界を創っていこうと真っ先に思いました。

それから約1年、演劇チックな純粋なストーリーを世に出したいと思い、その表現方法で一番やりやすかったのが、パントマイムという分野だったのです。

そこで頭に浮かんだのは、中学生のとき夢中になって作っていたゲームのロボットのキャラクターだったんです。

大道芸デビューのネタは意味不明なヘルメットを被ったロボットでした。

時を経て、すこしずつ、すこしずつ…

ロボットの形は、丸から四角へ…

ロボットの色は、白から灰色へ、灰色から錆びた銀色へ…変化を遂げていきました。

それと同時に、僕の心もすこしずつ、変わってきたんです。

家電製品やパソコンは壊れていたら、壊れている部品を修理すれば直ります。だけど、人間の心って簡単には治りません。

だから今度は機械じゃなく、

人間の心を修理したい

って思いました。

【次回予告】

次回は、初めてのテレビ出演のときのお話をさせていただきます。

では、次回お楽しみに!

のぞみ

ご意見、感想、ファンレター、次に何を書いて欲しいか等ご要望は、nozomi@event-partners.netまで。
読者様の反応があれば続きますし、なければ続きません!お願いします!
何件かファンレターをいただきました。反応をいただけることで、このコラムを運営しているものとして嬉しく思います。
いただいた応援メッセージはのぞみさんにお届けいたします。
管理運営 株式会社パートナースケッチ